こんにちは！(^^♪

今回は、神戸市北区にて外壁(モルタル)のひび割れが気になるとの依頼があり現地調査に行ってきました!

写真のように4ヶ所程、縦にひび割れが見られました。
このひび割れのことを『ヘアクラック』とも呼びます。

外壁に見られるヒビ割れで(幅0.3ミリ以下)、髪の毛のように細いことからヘアクラックと呼ばれています。
この段階では雨漏りなどお住まいへの悪影響を及ぼす可能性は低いので早急の対処が必要というわけではありません。しかしここから幅が広がると危険なためヘアークラックは定期的に幅が広がっていないか点検する必要があります。

ひび割れの原因としては、以下のことが考えられます。

・乾燥収縮　モルタルが乾燥すると、水分が蒸発して収縮します。この収縮が均一でない場合や、モルタルの厚みが薄い場合にひび割れが発生することがあります。

・地震や地盤の変動　地震や地盤の変動により、建物や構造物が揺れたり変形したりすることがあります。これにより、モルタルにも負荷がかかり、ひび割れが生じることがあります。

・施工不良　モルタルを施工する際に、適切な配合比や施工方法を守らないと、モルタルに強度や耐久性が欠けることがあります。その結果、ひび割れが生じることがあります。

・温度変化　温度の変化により、モルタルが膨張したり収縮したりすることがあります。このような熱膨張や収縮が均一でない場合にひび割れが生じることがあります。

・荷重や振動
　建物や構造物に加わる荷重や振動が大きい場合、モルタルにも負荷がかかります。この負荷がモルタルの耐久性を超える場合にひび割れが生じることがあります。

これらの原因によりモルタルがひび割れる場合、早期に修復することが重要です。

ひび割れが放置されると、水や湿気が浸入し、さらなる劣化や構造物への悪影響を引き起こす可能性があります。

※クラックを放置するリスク
・耐震性の低下
・水の侵入で劣化を早める
・雨漏り
・シロアリ被害
・カビや苔が発生しやすく
・美観性の低下

ヘアークラックでも時間が経てばそれ以上の構造クラックになる可能性は十分にあります。
ひび割れを点検する際は幅だけでなく長さや深さも注意してみる必要があります。